- 分散投資でリスクは減らせる
- 長い目で見れば株価は成長する
- 買うタイミングは考えなくていい
1. 分散投資でリスクは減らせる
インデックス投資は、市場全体にお金を分散して投資する仕組みなんだ。特定の1社や1つの業界に集中して投資するわけじゃないから、もしその中の1つが調子を崩しても影響は少ないんだよ。
例えば、サッカーチームで考えてみよう。全体が強い選手で構成されたチームなら、1人が怪我をしてもチーム全体の力は大きく変わらないよね。インデックス投資はまさにそんな感じ。自然に「選抜選手たち」に投資するような仕組みになってるんだ。
では実際に、最も世界で人気のあるインデックスであろう、アメリカ企業のトップ500社を集めた「S&P500」の構成銘柄の一部,上位10銘柄とその構成比率を見てみよう。(2024年11月時点)
- マイクロソフト (Microsoft): 約7.8%
- アップル (Apple): 約7.2%
- エヌビディア (NVIDIA): 約5.0%
- アマゾン (Amazon): 約3.4%
- アルファベット (Google, Class A): 約2.0%
- アルファベット (Google, Class C): 約1.9%
- メタ・プラットフォームズ (Meta Platforms): 約1.8%
- バークシャー・ハサウェイ (Berkshire Hathaway): 約1.5%
- イーライリリー (Eli Lilly): 約1.4%
- テスラ (Tesla): 約1.3%
この中には、私たちの生活に欠かせないサービスを提供してくれる企業がいくつもあるよね。これがまさにアメリカ代表の「最強のチーム」なんだよ。
ちなみにこの中の8社は、全世界で見てもトップ10に入っている超優良企業なんだ。
2. 長い目で見れば、株価は成長する
株価は短い期間で上がったり下がったりして、「大丈夫かな?」と心配になることもあるよね。でも、歴史を振り返ると、全体的にはどんどん成長しているんだ。
例えば木を植えたとしよう。毎日見ていると成長がわかりにくいけど、5年後や10年後には大きく育つよね。株式市場もそれと同じで、長い目で見るほど成果が出るんだ。
上のグラフを見てみて。これは過去30年間のS&P500の値動きだよ。
細かく見ると値下がりしている時期もあるけど、全体では右肩上がりで成長しているのがわかるね。どんなに下がっても、売らずに持ち続ければ最終的には上がる。これは歴史が証明しているんだ。
それに、過去のデータを見てみると、一番長い値下がりの期間でも15年間売らずに持ち続けていれば、マイナスにはならなかったことがわかっているんだよ。
「15年も待つなんて長いな」と思うかもしれないけど、それは高い値段で一度に全部買った場合の話なんだ。もし値下がり中に少しずつ買い足していく「積み立て投資」をしていれば、安い値段でたくさん買えるから、元に戻る時間も短くなるよ。
また、積み立てを続けていれば、株価が元の値段に戻っただけでも利益が出る。だから、焦らずにコツコツ続けることが大事なんだね。
3. 買うタイミングは考えなくていい
株を購入するときは、個数に当たる「口数」を決めて買う方法と、「金額」を決めて買う方法を選ぶことができる。
初めて投資をする時には、毎月決まった金額を積み立てて投資する「ドルコスト平均法」をオススメするよ。
この方法を使うと、高い時には少なく買って、安い時には多く買うということが自動でできるようになり、「いつ、いくら分を買うか」ということに悩むことはなくなるんだ。
例えば、日々値段が変わる株を、季節や人気で値段が変わるアイスクリームに置き換えて考えてみるとこのようになる。
【アイスを毎月2個買う場合】
1月:アイスが1個50円 → 2個を100円で買える
2月:アイスが1個25円 → 2個を50円で買える
3月:アイスが1個100円 → 2個を200円で買える
結果:6個のアイスが350円で買える
【アイスを毎月100円分買う場合(ドルコスト平均法)】
1月:アイスが1個50円 → 100円で2個買える
2月:アイスが1個25円 → 100円で4個買える
3月:アイスが1個100円 → 100円で1個買える
結果:7個のアイスを300円で買える
こんなふうに値段が変わっても、毎月100円ずつ買い続けることで、高いときは少しだけ、安いときはたくさん買えるんだ。
短期的な日々の株価の上下は、どんなに優秀な専門家でも絶対に読めない。
株価が高い時も低い時も決まった額を買い続けることで、価格を平均化できる。
これをコツコツ続ければ、いつ買うべきか考えなくていいから気楽なんだよ。
結論
もし投資を始めるならインデックス投資がいいんじゃないかと思う。リスクは少ないし、長期的にお金を増やせる仕組みが整っている。焦らず、コツコツ続けることが大事だよ。
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